足裏の痛みは足裏の組織が傷んでなくても起こる

朝の一歩目に足裏に走る激痛、立ち続けていることが困難なほど足裏が痛んだりする足底筋膜炎(足底腱膜炎)。なかなか改善しないこともあり、長い人では数か月から数年痛むこともあります。
足底筋膜炎は足底腱膜という足裏全体に広がる組織が硬く突っ張って痛くなったり、かかとの足底筋膜が付着する部分に足底筋膜が緊張することで牽引力がかかり骨膜を引っ張って痛みを引き起こします。
足底筋膜が固くなってしまう原因は体の土台である足根骨のゆがみが生じて、土台が不安定になることで、不安定さを補うために足底筋膜が固く緊張します。また、上半身のバランスの傾きにより、足にかかる足底重心が変わることでも起こります。上半身のゆがみを整え、足根骨のゆがみを矯正すると多くの足底筋膜炎は改善しますが、これらの治療をしても改善しないケースもあります。足裏を押すと圧痛があり足底腱膜そのものが傷んでいそうですが全く違う組織が影響していることがあります。

ゆがみが原因でない足裏の痛みは外くるぶしのした周辺が非常に関係している

上半身のゆがみを矯正し、足根骨を整えても足底の痛みが改善しない場合、外くるぶし下部周辺の組織が足底の痛みと関連している場合があります。過去に捻挫の既往がある方は外くるぶし下部周辺が膨らんでいたりします。また本人に捻挫をした記憶がなくても外くるぶし周辺が膨らんでいたり、強い圧痛を訴えることがあります。外くるぶし下部が腫れていたり、圧痛が強い場合はこの部位にアプローチすると劇的に足底の痛みが改善することがあります。

足首には距骨(きょこつ)という骨がありこの骨には体のバランスを察知するメカロレセプターという受容器がたくさん存在します。距骨周囲に疲労物質や老廃物が溜まっていると体のバランスに影響を及ぼすため足底周辺に痛みを引き起こし異常を訴えているのではないかと推測されます。このケースの場合、足底にとても強い圧痛を訴えるため、足底腱膜が傷んでいると勘違いしやすいですが、いくら足底腱膜にアプローチしても足根骨を整えても改善しません。外くるぶし周辺にアプローチすると足裏の痛みが改善します。

ご自分でやるセルフケアとしてはまず外くるぶし下部周辺を触り、少し膨らんでいないか、圧痛はないかを確認してください。触った感触としてはグジュグジュしている感じがします。この部位を軽く触れ、足首を曲げ伸ばししてみてください。強く押す必要はありません。30秒くらい続けて歩いてみて足底の痛みが楽になるようなら外くるぶし下部周辺が原因で起こっている足裏の痛みである可能性が高いです。

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