骨盤の傾きが体に及ぼす影響とは?

日常生活のみならず、運動など正しい「姿勢」で行なう事はとても大切です。色々な競技がある中でも、各種目における正しい「姿勢」は異なります。例えば、ボクシングの構えの様に猫背の姿勢をしたり、新体操の様に身体を反らせたり様々です。時には競技を行う上での姿勢の影響が日常生活に表れる事もあります。特に骨盤の傾きは姿勢に関して大きく関わっています。

骨盤には太ももの骨(大腿骨)がはまり、スネの骨(脛骨・けいこつ)、足の骨(足根骨)と別々の骨が繋がります。骨盤が前方・後方に傾く事によって下半身の関節にはどの様な影響が出るのでしょうか?





骨盤が前に傾く(前傾)事によって、太ももの骨は内側に捻じれ、内股と呼ばれる姿勢になります。膝は左右内側に向き合って伸ばされた状態になります。スネの骨は太ももの骨と同じ様に内側に捻じれ、骨の位置は後ろにずれます。足首の関節は土踏まず(内側)の方にずれます。

骨盤が後ろに傾く(後傾)事によって、太ももの骨(大腿骨)は外側に捻じれ、ガニ股と呼ばれる姿勢になります。膝は外側に向き、少し曲がった状態になります。スネの骨は太ももの骨と同じように外側にずれ、足首の関節は小指側(外側)の方にずれます。

靴で骨盤の傾きをチェックできる簡単な方法

身体の傾きのチェック方法として、靴の踵の擦り減り方を見ると分かりやすいです。靴を踵側から見て、極端に内側が擦り減っていると重心が内側に乗りやすくなっているので、骨盤が前傾、反対に外側が擦り減っていると重心が外側に乗りやすくなっているので、骨盤が後傾している事があります。

骨盤の傾きで身体に及ぼす影響は?

内股の姿勢で歩き続けると、膝やスネの内側に不調をきたしやすくなります。骨盤が後傾した状態でスポーツを続けていると鵞足炎やシンスプリントなどを起こす原因となります。

ガニ股で歩き続けると太ももや膝の外側を中心に不調が表れやすくなります。腸脛靭帯炎(ランナー膝)や外側体重になるため捻挫(ねんざ)もおこしやすくなります。

又、骨盤の上には内臓があるので、傾く事により内臓位置のずれにも繋がります。そうなると、食べ物の消化、吸収などの働きにも影響が出る事があります

この様に骨盤が傾く事により、内臓にも影響が出る事が考えられると、運動をやっていて、コンディションを整える上で、正しい位置に骨盤がある事は大切です。普段の生活でも骨盤の傾きをチェックする事は健康管理には欠かせません。

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