足裏にできた骨棘の痛みの治療

「朝起きがけに一歩踏み出した時に足裏に激痛が・・・」
「歩くたびに足裏が痛く長い距離を歩けない」
このような症状が起きて、整形外科へ受診しレントゲン検査を受けると「骨棘(ほねのとげ)ができていますね。これが痛みの原因です」と診断されることがあります。

朝一歩目の激痛、歩くたびに襲う足裏の痛みが足裏の骨棘(骨のとげ)が原因であるなら骨のトゲを削らないといけないの?手術しか対処法はないの?と不安になることと思われます。足裏にできた骨棘(骨のとげ)の痛みの治療について説明したいと思います。

なぜ骨棘ができてしまうの?

右の写真は足の図です。かかとの骨(踵骨)に足底筋膜(足底腱膜)という足の裏の筋肉が付着します。足底筋膜(足底腱膜)が固く突っ張った状態になると踵の骨の付着部に常に牽引力がかかるようになります。この状態が長く続くとやがて足底筋膜の付着部に骨棘(骨のトゲ)ができます。この部位が特に痛みを訴えるようになります。

骨棘と痛みの因果関係はない!?

骨棘(骨のトゲ)ができるととげの部分が地面にあたるたびに痛そうなイメージがありますが、画像上、骨棘(骨のトゲ)があったとしても足裏に痛みを感じていない場合もあり、
骨棘がある=足裏が痛いということにはなりません。

なので骨棘を削り取らなくても足裏の痛みは改善します。

当院での足裏の骨棘(骨のトゲ)に対する治療

骨棘があっても足裏に痛みがでないことはお解かりいただけたと思います。ではなぜ足裏が痛いかというと足底筋膜(足底腱膜)の骨の付着部での牽引痛です。足底筋膜が骨膜を引っ張った状態になると骨膜と筋膜の付着部に炎症が起きその部分が痛むのです。この部分の組織の修復をしてあげ、足底筋膜(足底腱膜)の緊張状態を緩和してあげれば骨棘があっても足裏の痛みは改善します。

足裏に負担のかかってしまう動きの改善をするため体の連動性を取り戻す

体全体を使った動きを「連動性のとれた動き」といい連動性のとれた動きをしていると関節や筋肉にかかる負担は少ないため、痛みが起こりづらい体になります。普段の不良姿勢などが原因で背骨の骨や骨盤がゆがんだ状態になっていると体全体を使った動きは損なわれて、連動性が欠けた動きになってしまいます。この状態で歩いていると膝から下のみを使った動きになり、足底筋膜(足底腱膜)に余計に負担がかかり、緊張するようになります。緊張状態で歩く、走るを繰り返すうちに踵の骨に牽引力がかかり牽引痛を起こすようになります。
当院では鍼治療を用いて、背骨周辺の筋肉、骨盤回りの筋肉を緩めるツボに鍼をして体全体のバランスを整え、連動性のとれた動きを取り戻す治療をしていきます。この治療をせずに足底に対してのみの治療をしても痛みは改善しますが、連動性のとれていない体だと再び痛みが再発する可能性があるので再発しない体づくりをしていきます。

足根骨のゆがみを正す。

足裏の痛みを訴えている人は足底筋膜(足底腱膜)が異常に緊張してしまっている方が多いです。なぜ足底筋膜(足底腱膜)が緊張してしまうかというと足根骨(そっこんこつ)にゆがみがあるのが原因です。
足根骨(そっこんこつ)とはくるぶしから下の細かい足の集まりを言います。足根骨は片足23個の小さい足で構成され一つの「足」を作っています。足は立つ・歩く・走る際に体の土台になる部分です。足に体重が乗っても壊れない様、細かい骨同士は密接にくっついた関節を形成しています。しかし、過去の捻挫(ねんざ)などが原因で細かい骨にほんのわずがゆがみが生じてきます。

足根骨がゆがむと体の土台が不安定な状態になってしまうため、足の裏にくっつく足底筋膜がピンと突っ張って土台を安定させようとします。この状態で運動をすると足底筋膜(足底腱膜)の踵の付着部に牽引力がかかり踵の痛み、骨棘形成へとつながってきます。

足底筋膜(足底腱膜)がピンと張ってしまうのは足根骨のゆがみを安定させるためなので、むやみに足底筋膜をマッサージしても、足根骨のゆがみを正さないと再び緊張状態になり、根本治療にはなりません。
当院では、足根骨を一つ一つ丁寧に元の状態に矯正していきます。矯正と言っても「バキッ」と音のなるような矯正ではなくとてもソフトな矯正なので受けていても何をされているかわからないくらいだと思います。

体の連動性を取り戻し、足根骨のゆがみを矯正してあげれば、骨棘があっても足裏の痛みは改善します。

整形外科に行き、骨棘による足底の痛みだと診断された方はぜひ当院に治療にいらっしゃってください。

鍼灸×スポーツマッサージ×整体を組み合わせた総合治療「土井治療院」

土井治療院

住所
〒224-0003
神奈川県横浜市都筑区中川中央1-7-13
FinS COURT-ER2F
交通
横浜市営地下鉄センター北駅徒歩1分
TEL/FAX
0120-000-435
受付時間
9:30~21:30
  • 土曜日(◎)は9:00~20:00まで営業。
  • 日曜日(●)は9:00〜17:00まで営業。