目がが悪いと膝痛、股関節痛になる!?

人間が意識的に身体を動かす時は脳から出した合図は神経を通じて、動かしたい筋肉へと届き、動作に移ります。歩いたり走ったりする時、数ある感覚(視・聴・触・味・臭覚等)の中でも視覚から得た情報は周囲の環境を把握するのにとても大切な働きをしています。例として、お化け屋敷など暗い中を歩く時、視覚からの情報はほとんどなくなります。それにより状況判断が鈍くなり、身を守ろうと猫背のゆっくりした歩行になりやすくなります。また、広い範囲の視界情報がなくなり、少しでも多くの情報を得ようと、左右の目はお互い内側を向き、狭い範囲で情報を得ようとします。その様な情報収集の制限が起こる事で、恐怖感がより表れます。

加齢に伴い、視力の低下が起こる事により、歩行時の視界からの情報収集量が減り、暗い中を歩く様にゆっくり、視界が狭くなりやすくなります。恐怖感を持ちながら歩くのは非常に疲れやすくなります。年配の方で「最近、歩くとすぐに疲れてしまう」という方は、ほとんどの方が筋力低下によるものだと考えますが、実は視力が落ちることにより、無意識のうちに緊張し、疲れやすくなっているのかもしれません。歩くのが疲れやすくなると、外を歩く事を避けようとします。身体を動かす機会がれば、筋力の低下にも繋がり、益々歩くのが疲れやすくなってしまいます。そして、さらに筋力低下が著しくおこると膝痛や股関節痛の要因になることもあります。 現在、「寝たきり」生活になってしまう方の大半は膝痛や股関節痛など運動器疾患から起こる割合が一番多いと言われています。視力低下が寝たきり状態の引き金になる可能性もあるので、ご自分の視力、視界をしっかりと検査しておくのも大事かと思われます。

どのような対策が必要?

視力低下、視野が小さくなってしまう要因としてPCやスマートフォンの普及があげられます。
特にスマートフォンを見る姿勢は下向き姿勢が多く、首肩こりを引き起こす姿勢になります。首肩の筋肉が凝ると首から上の血流も悪くなり、目に栄養ある血液が供給しづらくなり、眼精疲労、視力低下へとつながってきます。
面白いことに、首肩こりの主訴を訴えて来院する方へ治療を施すと、施術後「先生なんか視野がすごく広がった気がします。今までモヤ~っとしたものがかかっていたのですが、全然ありません!」と言われる患者様が数名いらっしゃいます。このように、視野を広げる治療をおこなわなくても首、肩こりを解消するだけで視力が上がったり、視野が広くなったりすることもあります。逆に言えば、首肩こりを助長させるような生活をしている方は目が悪くなる可能性もありますので要注意だということもいえます。
目を悪くする生活(長時間スマホを見ている)→視力、視野低下→歩くのが疲れるようになる。→歩くのがおっくうになる→歩かなくなり筋力低下→筋力低下に伴い、膝痛、股関節痛になることもあります。
今はまだこのような症状が起きていなくても長年の生活習慣でおこりえるので、できるだけ視力低下、視野狭窄を引き起こすような生活を送らないように心がけましょう。

鍼灸×スポーツマッサージ×整体を組み合わせた総合治療「土井治療院」

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