膝だけを見ても変形性膝関節症は改善しない

老化が原因と言われる変形性膝関節症。整形外科へ受診をすると膝のレントゲン(Ⅹ線)を撮り関節に変形があるかどうかを調べます。関節に変形があると変形性膝関節症と診断され、シップの処方やヒアルロン酸注射をしたり、理学療法をおこなうことになります。多くの場合がレントゲンのみで膝の状態を調べることになりますが、膝関節のみを調べても膝の痛みから改善するのは難しいことが多いです。それはいったいなぜなのでしょうか?


膝の痛みは下肢のみでなく上半身も影響することがある

変形性膝関節症の場合、膝に変形があるかどうか、変形の進行があるかどうかにフォーカスされます。しかし変形があるかないかが重要というよりも変形が起こってしまうのは膝に負荷のかかる動き、ゆがみになっていることが問題です。膝に負荷のかかる動き、ゆがみとは上半身の状態、猫背や側弯があることにより極端に膝に負担のかかる歩き方になっるいことで膝に痛みを引き起こしています。いくら膝にヒアルロン酸注射を打っても再び負担のかかる歩き方をしていると、膝痛からの改善は難しくなってしまいます。
逆に言えば変形があっても足に負担のかかる歩き方を改善できれば痛みから解放されることは多々あります。

背骨の側弯が原因で極端に右膝に負担のかかる歩き方をしていた。→膝に負担がかかるため膝関節に変形が起きた。→変形性膝関節症と診断された。

このようなプロセスの場合、最後の変形した部分をレントゲンで撮り、老化が原因とされ、ヒアルロン酸注射をしても膝の痛みからは改善できないことが想像できると思います。
ましてやグルコサミンなどのサプリメントを飲んでも全く改善しません。変形性膝関節症は老化がだからとあきらめず、なぜ膝に負担がかかっているのかを追求し、それを改善することで膝の痛みから解放される可能性があります。

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