変形性膝関節症に温湿布は効果あり?

老化による膝の痛みと言われる変形性膝関節症。サポーターやサプリメント、体操など変形性膝関節症を改善するセルフケアは様々あります。変形性膝関節症は慢性疾患であるため冷やすよりも温めるほうを推奨されます。膝を温めるのに様々な温め方がありますが、温シップは簡易的に仕えるので温シップを使用している人は多いと思います。

変形性膝関節症に温シップで温めるという選択肢は良いのでしょうか?


温湿布自体に温める効果はあまりない

温湿布と聞くと、膝を温めてくれそうですが、物理的に温める作用はありません。単純に考えていただけばわかりますが、温シップを缶コーヒーに貼ってもコーヒーが温まらないことはどなたでも想像がつくことと思われます。温湿布はトウガラシ成分など皮膚を刺激する成分が入っているため皮膚を刺激することで皮膚が反応し皮膚温度を上げて温まったような感じがします。温湿布を貼っていて剥がした後にお風呂にすぐにはいるとピリピリするのは温湿布に入っている成分が皮膚を刺激するものがあるため、その部分を温めることでさらに皮膚刺激が強くなるからです。トウガラシ成分などの影響で膝周りの皮膚表面の循環は良くなりますが、膝関節内や膝周辺の筋肉を温めて血流を促すほどの作用はありません。
変形性膝関節症の場合、痛みの原因となっている関節包や脂肪体、膝周りの筋肉の血液循環を促し老廃物を流し、栄養ある組織を運ぶ必要があるため温めます。しかし皮膚表面のみ温まっても仕方がないので温湿布で温めるより、物理的に温かいもので温めたほうが良いでしょう。

一番良いのはお風呂で温めること

貼るホッカイロなどで温めても良いのですが、貼るホカロンも科学物質で作られているため体に返って良くないと訴える方もいます。しかし医科学的に立証されているわけではないので確実なことは言えません。この先科学が進めばそのようなことが立証されるかもしれません。

人間はほとんど水分であることはどこかで聞いたことがあると思います。なのでお湯で身体を温めることはとても良いことです。お風呂にゆっくり浸かって腰から足にかけてを温めることはとても良いことです。全身浴で長く入れない場合は半身浴でも良いのですが、その場合はお風呂のお湯以外の場所もあまり寒くならないように心がけてください。上半身が冷えすぎるのも良くないので半身浴をする環境も注意しましょう。

お風呂に入ってもお湯が少なかったりして膝を曲げると膝がお湯の外に出てしまうと意味がないのでしっかりと足全体がお湯に浸かっているいることに注意しながらはいってください。湯温は40度くらいにして42度以上など熱すぎないようにしてください。少しぬるいくらいで長く入る方が体の奥が温まります。

最後にお風呂後に冷えないようにすることが重要です。人間の体は温まったら逆に冷やす作用があるため、お風呂に入ったあと、何かをしているとその後冷えてしまう事があります。そのため、お風呂にゆっくり浸かったらそのまま布団に入って寝てしまうのが良いでしょう。そうすることで副交感神経優位になり体も回復する方向に進みます。

お風呂後にお布団にはいらず、裸足で生活していると冷えが足元から入ってきて膝周りも冷えてしまうこともあるためお風呂に入った後、どのように過ごすかはとても重要になってきます。
寒い時期はお風呂に入ることをしますが、暑い日はシャワーで済ましてしまいがちです。熱い夏場でもクーラーで冷えていることが多いため、できるだけ夏場でもお風呂で温めるようにしましょう。

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