膝が不安定な感じがするのはなぜ?
 歩くとき、運動をしている時に、膝(ひざ)が不安定な感じがして、怖い感じがしたり、力が入らない感じがすると訴える方がいらっしゃいます。
歩くとき、運動をしている時に、膝(ひざ)が不安定な感じがして、怖い感じがしたり、力が入らない感じがすると訴える方がいらっしゃいます。膝の不安定感を感じる場合、まず初めに疑うのは靭帯(じんたい)の断裂です。(詳しくはこちらを参考にしてください)
膝の靭帯断裂の場合、断裂した際には本人も気づくような発症機序があるのがほとんどです。交通事故などの激しい衝撃を受けた時、柔道やラグビーなどのコンタクトスポーツで膝が変な方向へ曲がってしまったなどの際に断裂が起こります。
日常生活でスポーツをしているレベルでは膝の靭帯(じんたい)はとても強靭である為、すぐに断裂することは非常に稀です。
靭帯が断裂している場合は、整形外科を受診しMRI画像検査やエコー検査で診断が可能です。上記で述べたように靭帯が断裂している場合は、何らかの発生機序があることがほとんどですが、発生機序がなく膝に不安定感を感じる方がいらっしゃいます。
靭帯を断裂しているわけでもなく、膝が不安定に感じる理由とは何なのでしょうか?
 
				 
			 
			 
		 
			 
		 
			 
		 膝(ひざ)には一般的に「お皿」と言われる触れると丸い形をしている膝蓋骨(しつがいこつ)という骨があります。お皿(膝蓋骨)は膝の曲げ伸ばしをする際に太ももの骨(大腿骨)を滑るように移動します。お皿(膝蓋骨)が太ももの骨(大腿骨)の上をスムーズに移動することができていれば膝が安定している動きが可能になります。
膝(ひざ)には一般的に「お皿」と言われる触れると丸い形をしている膝蓋骨(しつがいこつ)という骨があります。お皿(膝蓋骨)は膝の曲げ伸ばしをする際に太ももの骨(大腿骨)を滑るように移動します。お皿(膝蓋骨)が太ももの骨(大腿骨)の上をスムーズに移動することができていれば膝が安定している動きが可能になります。 太ももの筋肉(大腿直筋)が運動などの際に収縮(縮む)するとお皿(膝蓋骨)が上外側に引っ張られる力が加わります。
太ももの筋肉(大腿直筋)が運動などの際に収縮(縮む)するとお皿(膝蓋骨)が上外側に引っ張られる力が加わります。