膝内側の痛み(鵞足炎)を改善しなくする日常生活とは?

膝の内側に痛みを訴える疾患には鵞足炎(がそくえん)や変形性膝関節症、半月板損傷、内側側副靭帯損傷など様々な疾患があげられます。スポーツをしている方に好発するのが鵞足炎(がそくえん)です。近年のマラソンブームに伴い、鵞足炎で膝内側に痛みを訴える方の数は多くなっています。初期には走っていると徐々に膝の内側に痛みを訴えるようになりますが、次第に運動をするのが困難なほど痛みが強くなってきます。
スポーツをしている方は一刻も早く今の痛みから解放され再び運動を再開したいと考えることでしょう。しかし、日常生活の悪い習慣で鵞足炎を治りづらくしていることがあります。それはいったい何でしょうか?

就寝時の冷えが大敵!

夏場になってくると熱帯夜の時は寝苦しく、短パンで寝ているという方が多いのではないでしょうか?短パンでかつ冷房を入れて寝ている。仮にこのような方がいたら最悪です!!
鵞足炎の方が短パンでかつ冷房を入れて寝ていると下半身が冷えてしまい、血流が悪くなってしまうため鵞足炎で痛めた組織の修復が遅れてしまいます。痛めた組織を修復してくれるのは老廃物を血液が運んでくれ、栄養物質を血液がもってきてくれるです。そのため痛みのある部位、組織は血液循環が良い状態になっている必要があります。
スポーツをしている人、特に学生の運動部の子たちは普段代謝が良いため暑がる傾向になります。そのため寝ている時は短パンで冷房を入れて寝るという子も多く見受けられます。本人が暑がっていても下半身は冷えていることが多く、それが原因で鵞足炎を治りづらくしている可能性があります。
治療をおこなっているのになかなか痛みが改善しないという方はご自分の寝ている時に短パンで寝ていないか、冷房を入れて寝ていないかをもう一度考えてみましょう。

かといって、熱帯夜には寝づらいものです。一番良いのは冷房を入れないことです。仮に短パンで寝たとしても冷房は入れない方がよいでしょう。冷房を入れないと寝れないほど暑い日は必ず長ズボンを履くようにしましょう。

お風呂に浸かるのも重要

夏場は暑いとシャワーのみでお風呂に入らないことが多くなります。上記でも説明しましたがスポーツをしている学生は暑がる傾向があるため、「お風呂に浸かるのが嫌い」という子も多くいます。
お風呂に入り、体全体を温めることは血液循環を良くし組織の修復を促します。また、お風呂に入ることで自律神経が副交感神経優位となるため組織の修復が起こりやすいスイッチが入ります。

膝内側痛み(鵞足炎)の患者さんから「自分でできることはありますか?」と聞かれることがよくありますが、最も行ってほしいのは
・お風呂に入ること
・寝ている時に下半身を冷やさないこと
です。ストレッチやマッサージなどのセルフケアをするよりこの2つをやっていただく方が断然鵞足炎(がそくえん)を改善につながります。
ストレッチやマッサージもお風呂に入ったあとにおこなうと血流が良くなった状態でおこなえるので効果抜群です。
暑いからといっておこなっていることで返ってご自分の膝内側の痛みを治りづらくしている可能性があります。もう一度ご自分の生活習慣を見直すことで膝の痛みから早期に改善できるかもしれません。

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