腸脛靱帯炎(ランナー膝)にステロイド注射は効果あり?

ランナーの方に多発する腸脛靱帯炎 。初心者に多くみられる膝痛ですが、金メダリストの高橋尚子選手も腸脛靱帯炎(ランナー膝)で苦しめられたのは有名であり、大学駅伝ランナーの方で患う選手は多くいます。
社会人や部活で走っている方は腸脛靱帯炎(ランナー膝)なったからと言ってすぐに休めるものではないでしょう。仮に休んだとしても一刻も早く競技に復帰したいと願っています。
一般ランナーも一日でも早くランニング生活に戻りたいと考えることでしょう。ランニング自体が生活の一つとなっているため、ランニングで生活リズムを作っているという人は数多くいます。そのため、走らない生活が続くとストレスになってしまいます。

ランニングを常日頃からしている方はどうしての走りたいという理由が何かしらあります。ましてや大会が直前に迫っているとなおさら焦る気持ちがでてくることでしょう。

1日でも早く腸脛靱帯炎の痛いから改善させるためには整形外科でステロイド注射を打つのは効果のある治療法と言えるのでしょうか?

痛みを直後にとる方法としては劇的効果

ステロイド注射とはステロイド際(副腎皮質ステロイド剤)を痛めている部位に直接注射をする治療です。ステロイド剤は膝の痛みなどのみに使われるのではなく様々な症状に用いられます。注射以外にも、飲み薬や点眼薬、塗り薬など様々な投与方法があります。アトピー性皮膚炎や喘息など様々な疾患の際に使用されます。
ステロイド剤は劇的に炎症を抑える抗炎症作用と免疫抑制作用があり、痛みや辛い症状を即効性に緩和する効果があります。
ステロイド注射をした次の日から全く痛みがなくなったなどという劇的効果も期待できます。

劇的効果の反面強い副作用がありランナーにはお勧めできない

ステロイド注射は痛みに対して即効性があり、注射をした後すぐに痛みがなくなったなどというケースもあります。しかし、その劇的効果の反面副作用も強いです。ステロイド注射を打つと、軟骨がもろくなる、靭帯や腱がもろくなると言われています。そのため、ステロイド注射は何度も打てず、1年に2回まで最低3か月以上空けて2回目を打つのが通例となっています。
ランナーは長い距離を走るため膝関節などの軟骨や靭帯、腱にかける負荷は一般の方々にくらべてはるかに大きいです。そのため軟骨、靭帯、腱はしっかりとした状態でいないといけません。腸脛靱帯炎(ランナー膝)を患ったということは、なんらかのバランスの欠如や疲労があり、軟骨、靭帯、腱に負荷がかかりやすい状態であるといえます。その状態で軟骨、靭帯、腱をもろくするリスクのあるステロイド注射をしてしまうと、その時は痛みが劇的にとれても、後々再び痛みが再発するか、その周りでもろくなってしまった組織に痛みを訴える可能性があります。
ステロイド注射で、もろくなってしまった組織は、その後他の治療法をしても改善するのに時間がかかるようになってしまいます。

すぐに走りたいからと言ってステロイド注射に手を出してしまうとのちのち苦しむことになります。現段階でステロイド注射を使用することが本当に正しい判断なのかをしっかり見極める必要があります。

腸脛靱帯炎(ランナー膝)はステロイド注射でなくても劇的効果の望める疾患です。

ステロイド注射は確かに劇的に痛みを改善する可能性がありますが副作用を考えると今後のランニング生活を考えるとおこなわないほうが良いでしょう。しかし、大会が直前に迫っている、練習を少しも休みたくないという方は何か「劇的効果」のある治療法を望むものです。
腸脛靱帯炎(ランナー膝)は的確な治療をすれば劇的効果の望める疾患です。当院へ来た大学駅伝選手や某競技のオリンピックメダリストなどは1回~3回程度の治療で競技復帰しました。
彼らに共通するのは「治療をしていたけどなかなか改善しなかった」と言っていましたがそれは「適切な治療」ではなかったと言えます。現在患っている膝の痛みが腸脛靱帯炎(ランナー膝)である場合は適切な治療をおこなえば劇的に痛みが改善し、大会へ間に合わすことも可能でしょう。そして当院のおこなっているような治療法は根本治療をおこなうので再発が起こりづらく、かつ副作用が少ないです。ステロイド注射を選択する前に当院のような鍼灸治療や整体治療を第一に選択することをお勧めいたします。

鍼灸×スポーツマッサージ×整体を組み合わせた総合治療「土井治療院」

土井治療院

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