スマホのやり過ぎでオスグッドになる!?

膝のお皿より下の脛骨粗面が痛くなるオスグッドシュラッター病。スポーツをしている10代の子どもに多く見受けられます。発症当初はスポーツをしていると膝の下側が痛む程度ですが、そのままスポーツを続けているとやがてスポーツを続けることが困難なほど痛みが強くなり、長期にスポーツを休止しなくてはいけなくなってしまう事もあります。世間一般的には成長痛と言われており、身長が高くなる時に激しいスポーツをしたことが原因であるため仕方がないとされています。しかし、背が凄く高くなる子が必ずオスグッドになるわけではありません。背が高くなる成長期に体にとって良くない要因が重なることでオスグッドになります。

その一つがスマホです。

スマホとオスグッドは全く関係なさそうですが、その関係とはどのようなものなのでしょうか?

スマホを長時間している姿勢がオスグッドを誘発する

スマホを長時間使用する子供たちが増えています。特に中学生、高校生でスマホを所持している子供たちは1日数時間スマホの画面を眺めているなどという子たちが多いでしょう。通学中、家に帰ったら部活動以外はスマホを見ているなどという子供もいるのではないでしょうか?
スマホはSNSから動画まで何でもできてしまうのでスマホさえあれば用が済んでしまうことも多いと思います。しかし、スマホの長時間利用はスポーツをおこなっている子供たちにはマイナス要素が多々ありあまりお勧めしません。その中に一つが姿勢の問題です。姿勢の問題がオスグッドと関係してきます。

スマホの画面を見る際に、どうしても下向き姿勢になります。下向き姿勢になると体が丸まってきて猫背状態になります。猫背の姿勢を長時間続けていると歩く時にもスポーツをしているときにも猫背になります。猫背になってしまうと歩く、走る際に上半身の重心は後ろ側に傾きます。重心が後ろ側にあると太ももの前側の筋肉である大腿四頭筋(だいたいしとうきん)を緊張させた状態になります。大腿四頭筋(だいたいしとうきん)が緊張した状態で歩く、走ることをしているとさらに大腿四頭筋(だいたいしとうきん)の緊張は高まり大腿四頭筋が付着する脛骨粗面を引っ張り、オスグッドを起こします。

整形外科などでおこなうオスグッドの治療は痛む部位の消炎鎮痛目的にシップの処方、電気療法、運動の中止などがメインになってきます。

しかし、スマホのやり過ぎが原因で猫背になっていることが原因である場合、いくら痛みのある局所の消炎鎮痛を図っても再び痛みを引き起こします。
運動を中止しても猫背が治っていなければ再び大腿四頭筋を硬くし、オスグッドを引き起こす可能性も十分になります。

オスグッドを根本改善するには猫背で体重が後方に傾いている場合もあります。その場合は猫背の矯正をする必要があります。また、自分自身でもあまり猫背にならないように生活習慣に気をつける必要があります。

一見、オスグッドとスマホは全く関係なさそうですが、とても関係が深いです。現在オスグッドの痛みで苦しんでいる子供たちはスポーツができない時間にスマホを使用していませんか?それがオスグッドの悪化の要因かもしれません。1日でも早くスポーツに復帰したいのであればあまりスマホを長くおこなわないようにしましょう。また手で持たずにスマホスタンドなどを利用し下向き姿勢にならないよう心がけましょう。

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