スプラングバック

好発

  • 激しいスポーツ(ラグビー、アメフト、アルペンスキー等)を行っている人
  • 尻もちを強くついた方

基礎知識

背骨と背骨の間には、椎間板というクッションがありますが、それ以外の部分で背骨同士がズレないように靭帯(じんたい)という硬いゴムバンドのようなもので、固定されています。背骨の後ろ側を支える棘間靭帯(きょっかんじんたい)、棘上靭帯(きょくじょうじんたい)は、尻もちを強くついたり、重いものを勢いよく持ち上げたり、コンタクトスポーツでタックルされ、倒れた時などに過伸展を起こし、炎症、部分断裂(いわゆる捻挫)などを引き起こしたため起こる腰痛です。

症状

  • 痛みが腰仙部(腰の下のほう)に限局されることが多く、第四、五腰椎棘突起間(きょくとっきかん)や第五、第一仙椎棘突起間に圧痛をみる。
    簡単に言うと・・・背骨と背骨の間を押すと痛みます。
  • これらの圧痛は椎間関節性腰痛においても陽性になるので、椎間関節部における圧痛の有無を確認し本章との鑑別が必要です。

診断

X線、MRI等の画像診断は困難
棘突起間(背骨と背骨の間)に著名な圧痛

整形外科での治療

  • 消炎鎮痛剤の処方
  • 症状の強いものにはコルセット固定

当院での治療

捻挫を起こして、炎症を起こしている棘上靭帯(きょくじょうじんたい)にピンポイントで刺鍼し、場合によっては電気パルス療法、運動鍼を施すことにより、かなり高い治癒率が望めます。 また、捻挫した部分をかばい、周りの筋肉が硬くなり、血液循環が悪くなり、腰痛をさらに悪化させているので、硬くなっているい筋肉をはりやマッサージで筋の緊張を緩めていき血液循環を促していきます。

スプラングバックによる腰痛は病変部位をピンポイントとらえることで早期回復が望めます。ピンポイントでとらえるには細かい触診が必要です。直接体を触らず、画像診断に頼っている整形外科ではなかなか治せない疾患ですが、当院では細かい問診、触診により的確に病変部位をとらえることができます。

治療の実例

10代男性

アメフトをしている男性。試合中、相手チームのディフェンダーに鋭くタックルされ、お尻を強く打った。試合中は競技を続けたが、次の日から立てないくらいの腰痛に。
一回目の治療後、スムーズに歩けるようになるが、体を前後に曲げると痛む。
その後、三回治療をし、どのような動きでも痛みが出ないので、競技復帰。始めは怖々練習をしていたが、時間が経つにつれ、怖さも忘れ、自分が腰痛だったことも忘れて練習できたと報告がありました。

鍼灸×スポーツマッサージ×整体を組み合わせた総合治療「土井治療院」

土井治療院

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