よくある質問
はり治療はなぜ効くのですか?
はりは、人間の体にとっては異物になります。はりが体の中に入ってくると脳が異物が体の中に入ってきたと認識し、その異物を取り除くために免疫能が働き、異物をやっつけるために、はりの刺さっている部分に血液を集めようとします。
痛みの起こしている部位は血流障害を起こしているところが多く、この働きによって血流が改善し、痛みの物質や老廃物を流してくれます。結果痛めていた部分の血流が良くなることで、固まった筋肉も緩み、筋肉が緩むことで圧迫していた神経の痛みも緩和されます。
治療間隔はどのくらい空ければ良いですか?
症状にもよりますが、ぎっくり腰などの急性病の場合は、間を開けず治療を受けた次の日や、次の次の日など続けて行うことにより早く治ります。
急性病の場合、痛みを起こしている原因によっては一回の治療で完全治癒するものもあれば、数日かかってしまうものもあります。
急性ではない慢性痛の方は、週一、二回ぐらいが目安になります。症状が緩和されてくれば、二週間に一回や一カ月に一回と間隔が広がっていきます。
※はりきゅうマッサージ治療には養生効果と言い、定期的に治療を受けることにより、人間が本来持っている自然治癒力を呼びさまし、自律神経やホルモンバランスを整え、より健康的な体に導いてくれます。痛みなどの症状がない方でも、二週間に一回(一か月に二回)程度治療を受けていると養生効果が期待できます。
治療の回数はどのくらいで治りますか?
症状や患者様の体質、生活習慣によってかなり変わってきてしまいます。
例えば、ぎっくり腰をした方がいたとして、仕事は休めず、動かないといけない方などは、治療後はかなり楽になっても、また痛みがぶり返してしまう可能性もあります。
一方、ぎっくり腰をして、治療を受け、家で安静にしている人は、炎症がおさまるのも早く、早めに治癒することが可能です。
ぎっくり腰にしても一発で治るものもあれば、一か月かかってしまうものもあります。
大事なのは、ぎっくり腰にしてもしっかりと原因を追究し、この症状にはこの治療法が効くと選択することが大事です。
その疾患に合った治療法をすることで、より早い治癒が望めます。
治療の前後はお風呂に入っても良いですか?
当院の治療は、痛みに対する治療のみでなく、体全体を整える治療も行うので、全身の血流が良くなります。ですから、治療前にお風呂にあまりにも長く入ったり、治療後、長時間お風呂に浸かっているとのぼせ易くなりますのでお気を付けください。
治療前後におふろに入って事故が起きた例はありませんが、治療前後二時間開けるのが理想です。
はり治療は肝炎やエイズの感染する恐れがあると聞きましたが?
当院は、ディスポーザブル鍼(使い捨て鍼)やプライベート鍼(個人専用鍼)を使用しておりますので、感染の心配はありません。
当院がすべての器材に対して採用している滅菌消毒方法であるオートクレープ(高圧蒸気滅菌)は、エイズウイルスや肝炎ウイルスに対して最も効果のある消毒法(地球上のすべてのウイルス、細菌を滅菌(死滅)させることのできる消毒法)としてWHOや厚生省に正式に認められています。
医者が使用するメスや歯医者のドリルなどの消毒法もこの消毒法が採用されています。
はり治療は体に合う人、合わない人がいると聞きましたが?
実際には合う人、合わない人ということはありません。ただ百人の患者さんがいるとすれば、はりの太さ、深さ、刺す本数がそれぞれ百通り異なります。患者さんに合ったはりの太さ、深さ、本数で治療をしなければ、返って症状が悪化することもあります。これは、施術者側が、患者さんの体質を把握し、患者さんに合わせた治療の強さでおこなえば、症状が悪化することもなく、どの方にも治療効果をあげることができます。
現在、鍼灸の専門学校も急激に増加したため、専門学校を卒業し、どこの治療院にも修行をせず、はり治療をおこなっている鍼灸師がたくさんいます。しかし、専門学校レベルの治療技術では上記のはりの太さ、深さ、本数を合わすという技術までにはいたりません。
そのため、はり治療をおこない、返って症状が悪化してしまった患者さんに対して「あなたは、はりの合わない体質です」と答える鍼灸師が巷には多数います。
私は、患者さんに合わせたはり治療をおこなっている名人先生の処で、修行をし、経験を積んでいますので、他の治療院で治療を受け、はりが自分には合わないと思っている方も、ご安心して治療を受けてください。
はり治療には副作用がありますか?
はり治療というのは、はりを刺すことによって患者さんが本来もっている自然治癒力を呼び起こすものです。はりに薬などが塗られているわけではないので副作用はありません。
はり治療は痛いですか?
皆さまがイメージする「はり」は、おそらく裁縫などに使う針だと思います。
実際にはり治療で使うはりは、裁縫で使うはりの何十分の一ぐらい細いはりを使用しますので、「チク」とくる鋭い痛みはほどんどありません。
また、症状や体質によっては太いはりも使用しますが、鍼管という特殊な筒を使って体に刺していきますので、鋭い痛みはあまり感じません。
はり治療でよく感じる感覚に体の奥のほうがズーンと重いような感じがすることがあります。これは「響き」といい、はり治療独特の間隔で、治療をするにあたりこの「響き」が大事になることもあります。
感覚としてはマッサージを受けたときに、ツボを押されて「ズーン」と感じる感覚に似ています。
マッサージでよく揉み返しがきてしまうのですが平気ですか?
東洋医学には、患者様の体質分けに虚証と実証という言葉を使います。
この虚証に分類される方は、マッサージで揉み返しが起きやすい体質の方が多いです。
しかし、逆に言うと、弱い刺激でも十分に治療効果を発揮できる体質なので、刺激量をうまく調整することで、揉み返しもなく、治療効果も十分上げることのできます。
「よく揉み返しになってしまう」という方を何人も治療してきましたが、「先生の治療だとよく効くのに揉み返しにならない」というご意見をよく頂きます。
おきゅうは火傷が残りますか?
おきゅうには、透熱灸と知熱灸という二つに分かれます。
透熱灸(火傷跡の残る灸)
お米粒ぐらいや米粒の半分ぐらいにもぐさをひねり、つぼに置き、線香で火をつけます。大変効果のある治療法ですが火傷跡が残るので、現在はあまり使用しない鍼灸師が増えてきています。
※頭痛や不眠症などでは大変効果があり、私も使用することがありますが、火傷跡を残らないつぼを選び使用しています。
知熱灸(火傷跡の残らない灸)
一般にドラッグストアなどに売られているせんねん灸などがこれにあたります。治療というより、温熱効果による慰安的な効果が期待できます。最近の若い女性は体質的に虚弱体質な方や、冷えが原因で様々な疾患に結び付いている人が多く、知熱灸による温熱効果でも十分治療効果があります。
はり・きゅう・マッサージ・整体、治療内容は選択できますか?
基本的には患者様の症状を問診していき、症状に一番合った治療法を選択し、治療を行います。
場合によっては、はり治療、きゅう治療、マッサージ治療、整体治療すべて行う患者様も中にはいらっしゃいますが、こちらが必要に応じて行いますので、すべてやってほしいと患者様からのご要望はお受けできませんのでご了承ください。
ぎっくり腰で立てません。まずは安静のほうがよいでしょうか?
ぎっくり腰を起こしていると、強い痛みのため、痛めた部分をかばおうとし、周りの筋肉が硬くなってきてしまいます。硬くなった筋肉は、神経を圧迫し、さらに痛みが強くなってしまいます。長期にこの時間が続くと慢性腰痛の引き金ともなってしまいます。
ぎっくり腰を起こしても早期に治療をおこなうことで、痛みの緩和、筋緊張の緩和をすることで、より早く治癒することができ、慢性腰痛を防ぐことはできます。
ぎっくり腰が発症したら、すぐにお電話ください!
かなり高齢者です。もう治りませんか?
現在、私の患者様にも80代後半の方は多々います。変形性膝関節症、ぎっくり腰、腰椎圧迫骨折など、強い痛みを訴えていましたが、症状は緩和し、元気に旅行にも行っている方たちばかりです。強い痛みが消えた後も養生のために治療を受けている方たちは、歳を重ねても元気に生活されている方が多いです。
年齢に関係なく治療効果は充分に期待できます。
キャンセル料は発生しますか?
ご予約のキャンセルは予約日の前日までとさせていただきます。(前日までのキャンセルのご連絡をいただければキャンセル料は発生いたしません。)
当日キャンセルはご連絡をいただいた場合施術料の半額をいただいております。
キャンセルのご連絡がない場合、治療費の全額いただきますのでご了承くださいませ。
料金はいくらかかりますか?
初診料1000円 治療費6000円 です。
当院では○○分〇〇〇円という治療はおこなっておりません。一律の料金になります。
はり治療は保険治療が受けられると聞きましたが?
当院では保険治療は行わず、自由診療(実費治療)を行っています。
たしかにはり治療には保険適用となる疾患があります。しかし、保険を使った治療を行うと、治療の質よりも、一日に何人治療したかによって報酬が変わってきてしまいます。ですから、保険治療ですと、安く治療が受けられますが、逆にたくさんの患者様をこなさないといけない分、一人にかけられる時間は極端に減ってしまします。(だいたい15~20分)
私の治療はあくまでも治癒をめざします。ですから治療時間も約一時間みっちり行います。
値段は安いが数分しか行わず、あまり効果の得られない治療を受けるか、値段は少々高いが、じっくりと治療をし、充分効果の得られる治療が受けたいのか、患者様に選択する権利があります。
私の治療を選んでくださった皆様には、全力で治癒を目指し治療させていただきます。