足底筋膜炎(足底腱膜炎)にサポーターは効果ある!?

「通勤中に足の裏が痛む」「ランニング中に足の裏が痛む」という方は足底腱膜炎(足底筋膜炎)の可能性が高いと言えます。

「足の裏が痛いけど会社は休めない・・・」
「足の裏は痛いけどランニングを続けたい・・・」などという悩みをお持ちの方は足底腱膜炎(足底筋膜炎)を改善するグッズを色々と探していることと思われます。その中でも足底腱膜炎用のサポーターというものがあるのでその効用について説明したいと思います。

いろいろある足底腱膜炎サポーター

「足底腱膜炎 サポーター」で調べると様々な種類のサポーターがあります。靴下型になっていて足裏の衝撃を和らげようとするものや主な痛みの感じる部位がかかとであるためかかとの衝撃を吸収するジェルの入ったサポーターなど様々な形や種類のサポーターがあります。
これらの種類でどれが一番良いかと言われると残念ながら「これ!」というものはありません。それぞれに長所、短所があり、Aさんが使ったら痛みが軽減したが、Bさんが使ったら痛みが増強した。という例もあります。

では、なぜそのようなことが起きるのでしょうか?


多くの医者や治療家が知らない足裏の痛みの原因

足の裏が痛くなり、整形外科へ受診するとレントゲン(Ⅹ線)を撮り、「骨に異常がありませんね」と診断されると多くの場合「足底腱膜炎(足底筋膜炎)」と診断されます。しかし、実際には足底腱膜炎以外の症状の場合もあります。踵骨脂肪辱炎(しょうこつしぼうじょくえん)や仙腸関節の放散痛など様々な原因があり、一概に足裏の痛み=足底腱膜炎ではないのです。特に多い足底腱膜炎と踵骨脂肪辱炎の鑑別ができない施術者が多く、踵骨脂肪体炎でも足底腱膜炎に対する治療がなされているのが現状です。(ですからなかなか改善しないのですが・・・)

説明した通り足の裏の痛みと言っても様々な原因があるため、まずはどの部分が原因で足の裏が痛むのかを探し出すことが大事です。どこが原因なのかを追究しないままサポーターを購入しても「全く効かなかった」もしくは「以前より悪化した」などのケースも出て来ますのでサポーターを選ぶ前にご自分の足の裏の痛みがどこからきているのかを調べておくことをお勧めいたします。

サポーターはどのような人に適応する?

足底腱膜炎用のサポーターですが、足の裏が痛い方がどの方でも利用が可能かと言われるとそうではありません。どちらかというと踵骨脂肪辱炎の方で炎症が強く足を着くたびに痛い方はジェルヒールカップを使うことをお勧めいたします。しかし、実際にご自分で試してみて違和感があるや足首がぐらつく感じがする方は使用しないほうが良いでしょう。

足底腱膜炎、踵骨脂肪辱炎でもともに足根骨(くるぶしから下の骨)のゆがみが原因で起こるケースもあります。足根骨のゆがみが強い方がジェルヒールカップを使用し、踵の位置が不安定な状態になるとさらに足底腱膜の緊張感も高まったりするので、一度試してみてぐらつき感があるような方はお勧め致しません。

実際に履いて、痛みの改善がみられる。歩いても足首のぐらつく感じがない。という場合は使用するのも良いと思います。

サポーターでは根本治療にはならない

足底腱膜炎用のサポーターを使用すると、足裏の痛みはいくらが改善する可能性もあります。しかしこれは残念ながら負担を減らしているだけであって、根本的に痛みが楽になったわけではありません。ですからサポーターをしていると楽だからといって激しい運動をし続けると逆にもっとひどい足底腱膜炎(足底筋膜炎)になってしまう可能性もあります。あくまで補助的に普段の生活習慣の負荷を減らすくらいの使用目的で使うのが良いでしょう。

サポーターしようと治療を混合してより早期に改善する

足底腱膜炎や踵骨脂肪辱炎の場合、炎症がかなり強くて腫れてしまっている方などは治療をしても腫れている部分が地面にぶつかってしまう限り再び強い痛みを訴える場合があります。ですから日常生活の負担をなるべく減らすことも重要になってきますので、サポーターを使用して痛みが緩和するという方はサポーターを利用しつつ、根本原因を治してくれる治療院で治療することが最短で足底腱膜炎を改善することになると思います。

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